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Special Interview大林宣彦 時代背景が見えてくる「映画辞典」のような この本は読み始めたら離せませんよ(笑)

大林宣彦

星劇場で好評放送中の「大林宣彦のいつか見た映画館」が、ついに書籍化。上下巻合わせて1200ページ以上の“大作”は読みごたえアリ!


「番組が始まって今年で8年目。本にしようという話が持ち上がってから足掛け4年でようやく完成しました。本当は1年ぐらいでできるはずだったんですけど、番組でしゃべった語り言葉を読み言葉にリライトする作業は大変。結構、時間がかかってしまいました(笑)。1本、1本振り返っていくと、映画を通してその時代の背景がリアリティを持って見えてきます。辞典のような厚さの本になったけど、これはまさに映画辞典。読み始めたら離せませんよ(笑)」


 先日行われた書籍化記念のトークショーでは、小津安二郎監督が手掛けた「突貫小僧」の現存最長版が上映された。


「今年見つかった短縮版の完全版。これまで欠けていた、冒頭で子供たちがじゃんけんしているカットは小津さんらしい風情がありますよね。お菓子屋さんをグルグル回るシーンはおなじみの据え置きカメラで1シーン1カット撮影なんですけど、珍しく途中で切って編集しているんです。いわゆるジャンピングカットですよ。後に若い先鋭的なフランソワ・トリュフォーたちが夢中になった演出法を小津はすでにやっていたんですね。斎藤達雄、坂本武の名優二人が、子役の青木富夫を上手く支えている演技も見事です」


 『晩春』のどうしても離れられない父と娘をイメージさせる演出など「心静かに穏やかに。笑みを浮かべながらいけないことをする(笑)」ところが小津作品の魅力だと語る。


「小津のマネをするなら大アクション映画を撮らないとダメ。彼から学ぶべきは映画が持っているアクション。小津作品のどこが静かなのかと言いたい。あんなに胸騒ぎする反逆精神によるアクション映画はありませんよ」



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