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Special Interview 岸部一徳 深刻なんだけどユーモラスなバランスの良い脚本

岸部一徳

本を読んだ感想は?


「外から見ると、スタートは悲劇と言えば悲劇ですよね。そして、思いやりから嘘が始まって、取り繕ううちにどんどん広がって行く。ストーリー的にはそういうことですが、長男が何で引きこもったかという理由は、意外とそれぞれの立場で分からない。僕が演じた父親も考えてみれば何も接点がなかったんです。そんな中で、息子と関係があった“イヴちゃん”を捜しながら、彼が何に苦しんでいたのかを知ろうとする。お母さんは記憶を失い、妹は妹で苦しんでいる。そうやって苦しみながら、少しずつだけど家族みんなが何かに向かって再生できる兆しが見えてくる。深刻だけど、ユーモラスにも見える、そのバランスが良くできている脚本だなと思いました」


“家族”というものを改めて考えさせられるような作品ですね。


「見てくださる方たちそれぞれに家庭があって、自分の家族はどんな関係性でできているのか。ふと考えてみるきっかけになる作品かなと思います」


野尻監督の演出で印象に残っていることはありますか?


「熱意ですかね。あの方は助監督が長く、自分が経験したことを入れながら脚本を書き上げて映画を撮る。そのエネルギーは、やっぱりすごいですよね。だから本当に撮れて良かったと思っているんです。今回の作品が評価につながれば、また野尻さんが映画を撮れるかもしれない。そうなれば、やりがいがあったなって。たぶん、僕以外の出演者の方たちも同じ気持ちだと思います」


役者として向き合った時に感じるものがあったんですか?


「最初から調整するとか、無難なものに修正しながら仕上げようなんて思わない方がいいよって言ったことがあるんです。自分の思い通りにやればいい、と。スタッフの中にはベテランの人がいるので『そうやらないで、こっちの方がいいんじゃないですか?』って、監督に言ったりする場合もあるんですよ。でも、野尻さんは、なかなか『うん』って言わないんです。そういうところは頑固でしたね。これは絶対に監督が違うのになって僕も思ったことがあったけど(笑)、自分の考えを通して撮っていました。後で『やっぱり違いました』なんて言ったりしていたけど(笑)、最初はやりたいようにやればいいと思います。そういう意味では思い通りにやれたんじゃないですかね」



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