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歌舞伎彩歌

ちょっと幕間「メイン俳優は20代! 若手の活躍がまぶしい新春浅草歌舞伎」

土佐絵 歌舞伎は歌舞伎座でだけしかやっていないと思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、新橋演舞場や国立劇場など、歌舞伎を上演する劇場はほかにもあります。そのなかで、「お正月の歌舞伎」として定着しているのが、1月に浅草公会堂で開催される新春浅草歌舞伎。浅草は江戸時代、その一角に芝居小屋が集められた歴史があり(猿若町の江戸三座=市村座・中村座・守田座)亡くなった中村勘三郎が江戸の芝居小屋を模してつくった「平成中村座」も、この由来にちなんで浅草で始まりました。浅草は歌舞伎と縁の深い土地柄なのです。


新春浅草歌舞伎のもっとも大きな特徴は、主役を含め出演する俳優を若手でかためているところ。歌舞伎は長い修練を積んで一人前となる芸能なので、「大歌舞伎」と銘打った歌舞伎座公演での主役はベテラン勢が務めることが多く、若手にその機会が与えられることはなかなかありません。そんな若い俳優たちが、ふだん「やってみたい」と思う有名作品の大役に挑む場の一つとして、新春浅草歌舞伎は定着してきました。


でも「若手」って、どんな人を指すの?


歌舞伎には大ベテランの名優たち、気力・実力とも脂ののった幹部たちのほか、「花形」と呼ばれる役者層があります。スター性があり、通常の歌舞伎座公演などでもときに主役を任されるだけの実力を持つ30代前後の俳優で、サッカーでいうと、ワールドカップ代表が幹部、オリンピック代表が花形、といったところでしょうか。「若手」は次世代の「花形」候補。次のオリンピックを見据えてのU-19クラスに光る選手を見つけるのと同じワクワク感が、新春浅草歌舞伎にはあります。浅草歌舞伎で存在感を発揮し、その後人気が急上昇した俳優もたくさんいます。今年は尾上松也、中村隼人、坂東巳之助、先ごろ四代目中村橋之助を襲名した中村国生などが出演しました。


和服の初詣客で賑わう正月の浅草には格別なはなやぎがあり、その雰囲気を味わいながらの歌舞伎見物は他の歌舞伎公演とまた違った高揚感があります。通常の歌舞伎公演より上演時間が短く、「初詣に来るついでに芝居見物をして、その後どこかのお店でゆっくり美味しいものでも…」と考えている方にピッタリです。