英執着獅子

作品詳細

出演

女の恋心を牡丹にたわむれる蝶にたとえ、やがて獅子の狂いを見せる華やかな舞踊。
さる大名屋敷の座敷。うつむきがちに座している姫のもとへ蝶が飛んできて、姫はそれに戯れ、両の手に携えた手獅子を巧みにあやつって賑やかな舞を披露する。続いてみごとに咲いた牡丹を賞でて、振り鼓を手に華やかに舞い上げるところが前半のみどころ。再び姫が手獅子を手にすると、そこに宿る魂に引かれるように、姫は姿を消してしまう。「それ清涼山の」からは後シテとなり、衣裳の肌をぬぎ扇獅子をかぶった「獅子の精」の姿となって現れる。獅子の狂いを見せ、牡丹の枝を手にした獅子の精は華麗な毛振りを見せるのだった。

(2008年/平成20年10月・歌舞伎座)

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