作品詳細
成田屋に受け継がれる新歌舞伎の傑作
尾張国を治める織田家を相続した信長は、その傍若無人なふるまいからうつけ者と呼ばれています。父の三回忌法要にも出ない信長の様子に責任を感じたお守り役の平手中務政秀は、死をもって信長をいさめようと自害。残された信長は、自分の苦しみを理解してもらえず中務に死なれた悔しさと淋しさを吐露します。そこへ、今川方に寝返った者達が攻めてくるとの報せが。信長は、家臣の木下藤吉郎を呼び寄せ…。織田信長の青年時代の孤独や苦悩に焦点を当てた、文豪・大佛次郎が十一世市川團十郎のために書き下ろした作品。
(2023年/令和5年5月・歌舞伎座)
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