作品詳細
遊女の心中事件を基に元禄16年(1703)に近松門左衛門が書いた世話物の名作
徳兵衛は伯父の家で手代として働く真面目な青年で、北の新地の遊女お初と末は夫婦にと言い交わしていた。しかし伯父は正直者の徳兵衛と妻の姪と縁組みさせ、店を継がせたいと考えており、強欲な徳兵衛の継母に金を渡しすでに話を決めてしまっていた。縁談を白紙にするため、伯父にお金を返そうと徳兵衛は友人の九平次に貸した金の返済を迫るが、九平次は返済はおろかとんでもない言いがかりをつけて徳兵衛を侮辱するのだった。憔悴の徳兵衛が編笠で顔を隠し、お初の元を訪ねてくる。お初は徳兵衛を打ち掛けの裾に忍ばせ縁の下に匿う…。
(1999年/平成11年4月・歌舞伎座)






