なんとなく、クリスタル

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作品詳細

か・ら・だ・で・感じたい 街、オトコ、音楽。
アルバイトでファッションモデルをやりながら、大学へ通う女子学生の姿を描く。クリスタル族という流行語まで生んだ田中康夫の同名のベストセラー小説の映画化。

大学生の由利(かとう)はアルバイトでファッションモデルをやり、月に四十万円の収入を得ている。両親は海外勤務でシドニーにおり、彼女は青山の高級マンションにボーイフレンドの淳一(亀井)と同棲中。彼も大学生ながら、プロのミュージシャンとして活躍しており、今、演奏旅行で東北を回っている。由利は服、聴くレコード、食事、飲み物まで、そのときの気分でこだわって選ぶ生活を大切にしている。
ある日、由利はディスコで知り合った正隆(清水)とベッドを共にするが、いつも淳一とのセックスで得るあの高圧電流のような快感はなかった。千代紙を求めに、千駄木にある古い店に行った由利は、そこで、三十を少し越えた上品な女性(前橋)と出会う。その女性の物腰に、由利は、年を取ったらあんな女になりたいと思う。

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