作品詳細
高足の下駄を履いて賑やかにタップを踊る愉快な長唄舞踊
桜満開の春の日。次郎冠者は、主人の大名某と太郎冠者と共に花見に出かけ、高坏(たかつき=盃をのせるための道具)を買ってくるよう命じられた。高坏がどんなものかを知らず、困った次郎冠者は「高坏買いましょう」と声をはりあげて歩き始める。するとそこへ「高足売りましょう」と高足売りが現れる。言葉巧みに「高足の下駄」を売りつけた高足売と酒盛りをしてすっかり酔った次郎冠者のもとに大名と太郎冠者がやって来て…。下駄でタップという趣向が楽しく、次郎冠者が酔っ払って転げそうになりながら巧みに下駄を操り踊るところが最大の見せ場。染五郎(現 幸四郎)の次郎冠者、彌十郎の高足売り、高麗蔵の太郎冠者、友右衛門の大名でご覧頂く。
(2008年/平成20年12月・歌舞伎座)
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