奥州安達原 袖萩祭文

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作品詳細

しんしんと雪の降るなか、盲目の袖萩が幼い娘お君に手を引かれています。父・平傔仗直方の危難を耳にして駆けつけたものの、親の反対を押し切って浪人と駆け落ちした袖萩は対面を許されません。庭の枝折戸の外で破れた三味線を手にした袖萩は、祭文にこと寄せて親不孝を詫び、哀しい今の身の上を語ると、娘の姿をひと目見せたいと伝えますが…。やがて、そこへ姿を現したのは、勅使に化けた袖萩の夫の安倍貞任で…。

平安時代末期、源義家らによって滅ぼされた奥州安倍一族の再興を志す貞任と宗任兄弟による復讐を軸に、それに関わる家族の悲劇が描かれた時代物。

(2021年/令和3年2月・歌舞伎座)

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(C)松竹株式会社

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