伊賀越道中双六 沼津

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作品詳細

東海道沼津で鎌倉の呉服屋十兵衛は平作という年老いた雲助と出会う。稼ぎが無いという願いを聞き慈悲の心から荷物を預けるが、歳のため却って世話をやくことに。父が世話になった話を聞いた平作の娘・お米はお礼にと十兵衛を家に招き、お米に好意を抱いた十兵衛も一夜の宿を借りることにする。皆が寝静まったころに床に置いた印籠をお米が盗もうとし、十兵衛が取り押さえ叱りつけるが金子ではなく印籠を盗みだそうとしたことを不審に思った十兵衛が訳を問いただすと…。

陽気な街道の場面から始まり、思いも寄らぬ宿命の下、親子の悲劇へと展開する出会いと別れを描いた屈指の名作。(2008年/平成20年1月・大阪松竹座)

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