春調娘七種

作品詳細

昭和4年江戸中村座初演。江戸時代の春芝居では、各劇場が吉例として江戸では"曽我"京大坂では傾城にゆかりの芝居を上演していた。"めでたさ"を心として「曽我対面」が登場したのもその一例である。その対面の前に演じられた舞踊劇で、曽我の五郎・十郎の兄弟に静御前をからめたものが「娘七種」である。まず静の踊りがあり、扇を軍配に見立てて行司になり、十郎と五郎の丹前振りから相撲を取る様を見せる。そこで兄弟が敵の工藤を討つ意気を見せるのを静が止める。その後手踊りがあり、静が俎板を出し七草をすり粉木で叩くのに、十郎・五郎も大小鼓を打ち合わせ、この三人の呼吸の合った打ち方が見どころとなっている。最後に二人がまた勇み立つのを静が押さえ、三人三様の見得で幕となる。

(1998年/平成10年2月・歌舞伎座)

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