こまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」

作品詳細

ぼんぼん盆の十六日に地獄の地獄の蓋があく
夭折した明治の女流作家・一葉を取り巻く5人の女性たちが織りなす、この世とあの世の境界線。

激動の明治に生を受け、若くして樋口家の戸主となった一葉(本名・夏子)。女性でありながら母・多喜と妹・邦子との暮らしを守るために小説を書いて生計をたてることを決意する。苦悩やしがらみと向き合いながら筆を執る彼女の前に現れたのは幽霊・花螢。一葉と花螢のユーモア溢れる交流を軸にしたある時代を生きた女性6人の物語。

好景気で浮かれる上層と下層の間で、美しい文体で時代ともに生き抜いたあらゆる階級の女性達の頂上から底までを見た一葉…。24歳6か月の若さでこの世を去るまで多くの名作を発表した夭折した天才女流作家の“奇跡の14か月”とは…。

(2022年8月5日~8月28日 (日) 東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA ほか)

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