南座新開場記念 OSK SAKURA REVUE『歌劇 海神別荘』~サクラ大戦より~

作品詳細

松竹歌劇団の姉妹劇団「OSK日本歌劇団」により、「サクラ大戦歌謡ショウ5周年記念公演」にて上演された泉鏡花原作の『海神別荘』が、広井王子の手により再構築され、「歌劇」として再び花開く!2018年11月に新開場した京都・南座限定で上演された本作は、海の公子と陸の美女の恋を描いた、泉鏡花原作の幻想的な物語。かつてファンを魅了した数々の名曲がOSKの歌とダンスで蘇る!美しく生まれ変わった大劇場での、新たな魅力に心打たれる、ファンタジックな舞台をお楽しみください!

【あらすじ】
ここは深い海の底、海を統べる公子の見事な御殿「青龍殿」。公子がみそめた陸の美女のお輿入れの日ということで腰元らが浮かれ踊っている。それをたしなめる僧都。僧都は姿を現した公子に、美女の親に身代として渡したわだつみの財宝の目録を読み上げる。公子は人間の欲の浅はかさを憂い、博士から陸の理を聞きながら、美女の到着を心待ちにする。蓮華提灯が揺れ、女房を先達に黒潮騎士団に守られながら竜馬に乗った美女が青龍殿に到着。公子の優しい言葉や美酒のもてなしを受ける。もはや海の女王となった美女は、この栄華を故郷の人たちに見せつけたいと語る。公子は愚かなことだとするが、聞き分けのない美女が故郷に戻ることを許す。地上に上がった美女は、親や故郷の人たちに迫害を受け、ようやく人の目には白蛇になったことを悟る。海の底へ戻り悲嘆に暮れる美女への怒りを募らせた公子は、剣を突き付ける。死を覚悟したときに初めて見つめ合う二人、そして…鏡花の美しいセリフと数々の名曲で織りなす、幻想的な崇高な愛の世界を描く。

(2019年7月13日~7月25日 京都 南座)

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