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Special Interview 松下優也 多くの先輩方や同年代の俳優さんたちと共演できたことは大きな財産になっています

松下優也

を知らずに育った双子の兄弟、勇と光。舞台『黒白珠』は、自身の境遇や過去に悩みながらも、自分たちの未来を見つけようと模索する家族の物語です。今回はプライベートでも仲のいい平間壮一さんと双子の役でしたが、稽古場では作品について、どのようなお話をされていったのでしょう?


「壮ちゃんから相談されて、ときどき一緒に考えることはありましたが、具体的に2人だけで演技を決めていくということはなかったですね。というのも、僕自身が普段から、演技について誰かに相談するタイプではないんです。それに、壮ちゃんとの関係って少し不思議で。普通、久々に友人に会うとテンションが上がるものだと思うのですが、そうならない(笑)。常に、お互いフラットな感じでいられるんです」


まさに兄弟みたいですね。


「そうですね(笑)。それもあって、稽古場でもいつもと変わらない関係のままでした。そこがとてもラクでしたね。役に関しては、演出の河原雅彦さんから、“(平間壮一演じる)光は勉強ができるけど、勇のほうが人付き合いは上手い”という説明を受けましたので、そこがにじみ出るように演じました。また、稽古の序盤で言われてすごく覚えているのが、作品全体のトーンが沈みがちにならないように、勇のテンションの高さを強調したいということでした。ですから、最初に台本を読んだときは、あそこまで激しさのある役になるとは思ってなかったですね」


やはり風間杜夫さんをはじめとするベテランの皆さんの存在感には圧倒されました。


「風間さんとは初めて共演させていただきました。親子という役柄だったこともあり、近い距離で一緒にお芝居ができたことで、影響されることがたくさんありました。すごく安心感をくださる方ですので、緊張感もなかったですし、お酒を飲むとさらに気さくなお人柄なんだということもよくわかりました(笑)。それに、風間さんや村井(國夫)さん、(高橋)惠子さんは僕なんかが到底およばない経験や技術を持っていらっしゃいますが、29歳の“今”の僕にしか出せない表現や演技というものが必ずあると思うんですね。それを出していけばいいんだと思ったんです。お芝居って勝ち負けじゃないですから。ですから、気負うことなく、自分にできることを精一杯やるだけでしたね」


では最後に、放送をご覧になる方にメッセージをお願いします。


「今回は、主演という形で出させていただき、多くの先輩方や同世代の俳優さんたちとお芝居をすることができました。このことが、僕にとっての大きな財産になったのは間違いないです。そうした作品を、多くの方に舞台を見ていただけるのは、本当に幸せなことです。それに、舞台って思い立ってすぐに見に行けるものでもないですし、普段ご覧にならない方にとってはハードルの高さも感じてしまうと思うんです。ですから、これをきっかけに舞台に触れていただき、次は劇場に足を運んでみたいなと思っていただけたら嬉しいですね。また、すでにご覧になった方も、映像を通して見ることで、また違った見え方ができるかも知れませんので、ぜひ楽しみにしていただければと思います」



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