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Special Interview 宮藤官九郎&三宅弘城 恋する男女のおかしさを描いてます(宮藤) 16歳のロミオ役はさすがに驚きました(三宅)

宮藤官九郎&三宅弘城

藤官九郎が勝手知ったるキャストたちと挑んだ『ロミオとジュリエット』。この奇想天外な企画は演劇界を賑わせたが、主演を務めた三宅弘城も驚いた一人だった。


三宅「僕、50歳ですからね(笑)。16歳のロミオ役が回ってくるなんて、最初は絶対にだまされてると思ってました。実際の稽古も大変でした。やはりシェイクスピアには普段使わない言葉や、詩的なセリフが多いですから」


一方、宮藤がシェイクスピア作品を演出するのも初めてのこと。しかし、やるからには自分なりの解釈で新たな『ロミオとジュリエット』を生み出そうという思いがあったそうだ。


宮藤「シェイクスピアはほとんど触れてこなくって、『ロミジュリ』も若い男女が勝手に恋に盛り上がっているという印象しかありませんでした(笑)。ただ、恋をしている人って、どこか冷静じゃなくなっているところがあると思うんです。そうした普通じゃない@l子を客観的に見つめる目線がある『ロミジュリ』って今までにない気がして。そこを目指すことで自分の色になるかなと思いました」


稽古前、公式サイトでは「なるべくまんまやる!」と宣言していた宮藤。はたして、実際には……?


宮藤「僕がやる以上、笑いは多いんですが、ほぼ変えてないです。きっと別の機会に『ロミジュリ』を見ることがあれば、本当に忠実にやっていたんだな、とわかっていただけると思います」


三宅「しかも宮藤さんは、シェイクスピアの戯曲によくある独り言を、そのままの形でなるべく会話にするように演出されていて。そこが新しくもあり、役者にとっては難しいところでした」


宮藤「本来、客席に向かって一人で語るセリフを会話で見せることで、お客さんに違和感を持ってもらえると思ったんです。その違和感も、恋に盲目になっている2人や、それに振り回されている人たちのおかしさにつながっていけばいいなと思っていたんですよね」


そうして完成した宮藤版『ロミジュリ』は、まさしく笑いと悲劇性を備えた作品を生み出すことに成功した。


宮藤「上手くいったのは役者さんが素晴らしかったからです。中でも三宅さんは、持っているすべての力を注いでくれて。16歳らしく壁をよじ登ってくれたりもしましたしね(笑)」


三宅「というか、今回の役は何が正解かが本当にわからなくて、そこぐらいしか勝負できなかったんです(笑)」


宮藤「いや、そんなことはないです。芝居の経験や幅に関しては若い役者さんにはないものがあるからこそ、面白さとかっこよさ、それに純粋さのあるロミオを表現できたんだと思います」


三宅「そうですか? とにかく僕は必死で。その大変さがピュアさにつながっていったのかもしれないですね」


最後に、次はどんなシェイクスピア作品に挑みたいか聞いたところ……。


宮藤「僕はもういいかなぁ(笑)。12年ぐらい前に『メタルマクベス』を書きましたが、シェイクスピア作品と向き合うのはやっぱり大変なので、あっても12年後ぐらいで。その時は三宅さんで『ハムレット』をぜひ(笑)」


三宅「60歳を過ぎたハムレットもいいですね(笑)。僕は今回初めてシェイクスピアにチャレンジして大変さがありつつも楽しかったので、ぜひその宮藤さんの企画にも乗りますよ(笑)」



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