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Special Interview 塚本晋也 戦場にいるような臨場感を感じた後は、戦争について話し合ってほしい

塚本晋也

2015年に公開された『野火』。戦時下での極限状態の人間を描き、国内外の多くの人たちに衝撃を与えた。


「大岡昇平さんの原作があまりに素晴らしく、読んでいたら目の前にくっきり情景が浮かびました。戦争は絶対悪。普遍的なテーマの作品を、いつか作りたいと思ったのがそのときでした。そして今から10年ほど前、フィリピンで戦争を体験された80歳過ぎの方にインタビューをさせてもらったのですが、これからは戦争を語る人が年々少なくなってしまう、と焦りを感じたのです。さらに、今の世の中は大丈夫なのか、もしかしたら戦争に向かっているのではないか、という空気を感じる。戦争をハッキリとした形で表し、多くの人たちに考えてもらうのは今しかない、と『野火』を撮ることを決意しました。資金難ゆえに苦労はたくさんありましたが…」


劇中に時代背景・場所などの詳細な解説は一切ない。あるのは南国フィリピンの自然の美しさと、対比するような愚かな人間たちの狂気だ。


「はじめは導入部分に解説の字幕を入れてみたのですが、違和感があったのでやめました。プロデューサーのいない自主映画だからこそできることですよね。すると観る人は目の前で起こっているような感覚になるという効果が出ました。今回テレビで観る場合は、まず部屋を暗くするなど映画に入り込める環境を作ってください。小学校高学年以上のお子さんも大人と一緒に観てもらいたい。説明がない映画ですから、観た後は戦争についてしっかりと話し合っていただきたいですね」



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