パンデミックの中、共同生活を始めたカイロとガブ。なかなか先へ進む覚悟が決まらない奥手なカイロは、「体の関係だけが愛じゃない」とパールからのアドバイスを受け、焦っていた気持ちを落ち着かせる。そんなある日、コロナが終息したらデートをしようと約束していたガブが、とっておきのサプライズを用意していた。

ガブからのサプライズの中、予期せぬ訪問者がやって来る。それは、ガブの元恋人・テレンスだった。両親にゲイであることを告白して、家を追い出されてしまったテレンス。彼を不憫に思うカイロとガブの計らいによって、３人の共同生活がスタートする。

カイロの元に入った母からの嬉しい知らせ。予定より長くガブと一緒に過ごせることになったカイロは、大喜びする。ところが、ガブとテレンスが親しくしているのを見るたびに嫉妬を募らせていくカイロは、２人の関係性に耐えられなくなり、ある行動に出てしまう。

突然押しかけてきたカイロの幼馴染・ウェスリーが加わり、４人の共同生活がスタートする。お互いの思いを正直に話すことで、ガブとカイロの間のわだかまりが解ける一方、テレンスは自分の心をもてあそぶようなウェスリーの態度にいら立ちを覚える。そんな中、ガブの親戚のスーザンおばさんがやって来たことで、楽しい生活に暗雲が立ち込める。

スーザンおばさんの滞在により、カイロとガブの関係が再びギクシャクし始める。同性愛を嫌悪するおばさんから受けた幼少期の嫌な思い出を告白するガブに対し、その記憶を自分が塗り替えてあげると励ますカイロ。おばさんの前でずっと自分を偽ってきたガブは、意を決し、カイロとの関係を打ち明けるが…。

ニューヨークに住む親戚のマイラおばさんが末期がんであることを知ったガブは、突然のことに動揺を隠せないでいた。一方、ウェスリーと心を通い合わせたテレンスは、チャリティーイベントの準備に参加したアキレスと思いがけず再会する。テレンスに好意を寄せていたアキレスは幸せそうなテレンスに激怒し、負の連鎖を引き起こす事態に発展する。

カイロは、マイラおばさんを看病するためにアメリカへ行くようガブを説得するが、カイロと遠く離れて生活することに大きな不安を抱くガブは、渡米を拒否していた。しかし、ビデオ通話を通じてマイラおばさんの本当の思いを知り、ガブの気持ちは揺らぎ始める。

ガブがお金のやりくりに困っていることを知ったカイロは、１人で抱え込もうとするガブに手を差し伸べ、どこにいても２人で支え合っていこうと約束する。そして、パールのチャリティ―イベントが開催された夜、カイロとガブは初めて互いの愛を身体で確かめ合う。幸せな同棲生活が終わりに近づく中、２人が下した決断とは――。