作品詳細
乳人政岡の忠義と、大敵仁木弾正の妖しさ
<御殿>乳人の政岡は、御家横領を企む執権の仁木弾正の一味から幼い鶴千代を守るため、御殿の奥で若君のための食事を用意しています。そこへ見舞いと称してやって来た栄御前が、持参した菓子を鶴千代に勧めるので、毒入りではないかと政岡は警戒。すると、政岡の息子千松はそれを察して飛び出すと菓子を口にします。
<床下>御殿の床下では、鶴千代を守る荒獅子男之助が鼠と対峙すると、やがて仁木弾正が姿を現わし…。
我が子を殺されながらも忠義を尽くす乳人政岡の苦衷を描く「御殿」と、妖術を使って悠々と消えゆく仁木弾正の花道の引っ込みが眼目の「床下」。見せ場に富んだひと幕を。
(2024年/令和6年5月・歌舞伎座)
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