夕霧名残の正月 由縁の月

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作品詳細

病によってこの世を去った遊女・夕霧の四十九日。彼女の恋人であった藤屋伊左衛門は、放蕩の末に家を勘当され、借金を抱え、夕霧の死に目にも会うことができませんでした。すっかり落ちぶれていた伊左衛門は、夕霧の死を知り、起請を香華の代わりに手向けようとするところ、気を失います。そこへありし日の姿のままの夕霧が現れ、喜ぶ伊左衛門は夕霧との逢瀬を楽しみますが、やがて夕霧はその姿を消すのでした。

藤十郎の伊左衛門に、四世雀右衛門の夕霧で、2006年1月の坂田藤十郎襲名披露『壽初春大歌舞伎』より初代藤十郎の当たり役で地唄の「由縁の月」などをもとに書かれた舞踊劇をご覧頂く。

(2006年/平成18年1月・歌舞伎座)

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