嵐に咲く花

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作品詳細

木村毅の原作を映画化したヒューマンドラマ。嵐のような混乱期の慶応4年。大庄屋の娘・おけいは、兄・正一郎の不在中でもしっかりと家を守っていたが、新政府になって財産の全てを失ってしまう。おけいは懸命に働く農民たちや、勤皇か佐幕かで迷う青年たちの一輪の花のような存在となっていく。

時は慶応4年春、奥州会津藩においては一部の志ある者を除いては倒幕に傾いていた。二本松にある増水家では、時代の流れを認識していた長男の正一郎の留守の間を、娘けいが男勝りに働いて一家を治めていた。藩においては官軍と一戦を交える覚悟を固め、武器調達に奔走していた。江戸の一角ではついに官軍と徳川残党との間での衝突が起きる。慶應義塾の福沢諭吉は時世を見ながらも塾生に直接行動を禁じていた。動揺する時代にあって学問を守ること、それこそが義塾の使命であった。しかし、塾生の蜆平九郎はその奔放な性格ゆえに師の庭訓を忘れ、自制を失って血気にはやるあまり、進んで官軍の味方をし、新時代の捨石たらんとして塾を脱走する。そして平八郎は会津に向かって急ぐが、はからずも故郷の会津を啓蒙すべく帰藩しつつあった増水正一郎と出会うことになる。

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