妹背山婦女庭訓 吉野川

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作品詳細

日本版ロミオとジュリエットと目される久我之助と雛鳥の恋のストーリー。

<吉野川>
吉野川をはさんだ左岸の妹山には太宰の下館、右岸の背山には大判事の下館がある。入鹿から難題を押し付けられた清澄(幸四郎=現・白鸚)と定高(藤十郎)は暗澹たる思いで川の両岸を歩いて館へ戻った。妹山では雛鳥(魁春)が、対岸の恋しい久我之助(梅玉)のことで胸を熱くしていた。不仲の両家ではあるが、親たちも若い二人の心は十分すぎるほどに分かっている。そしてせめて相手の子だけは救いたいと、それぞれがわが子を犠牲にすることを決意する。

(2007年/平成19年6月・歌舞伎座)

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