壺坂霊験記

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作品詳細

病気を患い盲目となった座頭沢市が、女房お里による献身と愛の深さから観世音菩薩の功徳を受ける―。夫婦愛という普遍的な題材に心が温まる話を2011年の「新春浅草歌舞伎」よりお届けする。

大和国壺坂の麓。盲目の座頭沢市(愛之助)と、器量良しと評判の女房(七之助)のお里は貧しいながらも仲睦まじく暮らしている。しかし沢市は、毎夜お里が出かけていくのが気掛りでならない。ある日思い切って問いただすと、お里は夫の目が明くよう、壺坂寺の観音様へ毎日通っていたと語る。観音様でも治せないと愚痴を言う沢市を説き伏せ、壺坂寺へと向かう二人。観音様に祈れども、やはり目は明かず、これ以上お里に迷惑をかけたくない沢市は一人で願を掛けるといってお里を帰し、谷底へ身を投げるのだが…。

(2011年/平成23年1月・浅草公会堂)

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(C)松竹株式会社

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