作品詳細

江戸時代の歌舞伎や浄瑠璃には当時の市井風俗を取り入れた作品が数多くあるが、これもその一つで「玉兎」の題名でも上演を重ねている。

大坂のにぎやかな橋のたもとに、杵蔵とお臼という夫婦の団子売りがやってきて団子を作る様子を見せる。餅を搗く杵さばきに、おかめとひょっとこの面をつけての踊り、何をするにも息がぴったりの二人。名物「影勝団子」を売り歩く様子を描写した、きびきびと明るい義太夫の舞踊曲。勘太郎(現・勘九郎)と七之助の兄弟が息のあった踊りを披露する。

(2003年/平成15年8月・歌舞伎座)

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