つばくろは帰る

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作品詳細

川口松太郎らしい人情の機微を描いた秀作。

大工の文五郎は、東海道で孤児の安之助を救い、ともに京都へ向かう。そして蒲団屋万蔵の依頼に応え、弟子とともに万蔵の家の普請を行う。一方、安之助の実母は祗園の芸妓となり、君香の名で座敷に出ていた。安之助の消息を伝えにいく文五郎だが、君香は安之助には会えないとつれない態度を見せる。これを聞いて怒る文五郎だったが…。

川口松太郎の同名小説を、二世尾上松緑の懇望により昭和46年11月明治座で初演した。歌舞伎として上演されるのはこの舞台が初めて。三津五郎の大工文五郎、扇雀のおしの、小吉の安之助、彌十郎の蒲団屋万蔵、福助の芸妓君香ほかでお届けする。

(2008年/平成20年8月・歌舞伎座)

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