男はつらいよ フーテンの寅

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作品詳細

『なつかしい風来坊』(66年)など山田洋次作品の脚本を手がけた森﨑東監督による第3作目。旅先の寅さんの姿が、活き活きと描かれている。宴会で余興を頼まれた寅さんが、股旅姿で「旅笠道中」に併せて、マドンナの名前「お志津!」と叫ぶ。寅さんの純情がストレートに伝わってくる。香山美子扮する芸者と、その父で元テキヤの花沢徳衛をめぐるエピソードは、森崎作品ならではの味。

柴又に帰って来た寅さんを待ち受けていたのは、見合い話だった。相手は川千屋の仲居・駒子。彼女は寅さんの昔なじみで、亭主持ちということで、大騒動に。それから暫くして、竜造とつね夫婦が、三重県の湯の山温泉へ旅行に行くと、なんと旅館で寅さんが番頭をしていた。旅館の美人女将・志津に一目惚れして、居着いてしまったという…。

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