イマーシブシアター『サクラヒメ』 ~『桜姫東文章』より~

作品詳細

日本最古の歴史を持つ劇場・南座で行われる初の本格的イマーシブシアター『サクラヒメ』。歌舞伎の『桜姫東文章』に材をとり、イマーシブシアター(体験型公演)に仕立てたオリジナル新作。1階の観客席を全て取りはらい、舞台面と同じ高さにする南座の新機構“フラット化”を活用し、舞台と客席エリアを完全一体化。その広い空間のいたるところで同時多発的に行われるパフォーマンスを、手の届く距離で観劇でき、「自分の意志で見るシーンや結末を決める」ことができる。日本におけるイマーシブシアターを牽引してきたダンスカンパニー「DAZZLE」による脚本・演出で、観客ひとりひとりが“自分だけの物語”を体験できる新しい演劇体験。今回の放送では、出演者たちのインタビュー映像もお届けする。

意に添わぬ縁談から逃れるため、心中によって成就させた一組の男女の恋…。転生し花魁となったサクラヒメ(純矢ちとせ)。前世の記憶を頼りに運命の相手との再会を望んでいた。そこで出会う5人の男性。木々の声を聴き、星の行方を読み、術を操る神秘的な陰陽師(川原一馬)、孤高の気高さと圧倒的な剣術の強さを持つ浪人(荒木健太朗)、弱者の味方、優しさとユーモアを併せ持ち自由に生きる義賊(世界)、一本気で仲間思いの男気に溢れ火事場でのアクロバティックな活躍を見せる鳶(平野泰新)、医は仁術の精神で、貧しい者には無料で治療を施す心優しき町医者(Toyotaka)。それぞれの思いが交錯する中、 都で噂の盗賊(高田秀文)による不可解な行動が始まる――。

(2020年1月24日~2月4日 京都 南座)


「イマーシブシアター」とは…
新しい演劇手法として注目を浴びている、体験型演劇作品の総称。従来の「物語を鑑賞する」スタイルの演劇に対し、「観客の意思で物語に入っていく」かのような体験が出来る。演者と同じ空間に参加したり、観客自身が物語の一部として参加し物語の結末を左右する役割を担うなど様々に参加する。

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