操り三番叟

作品詳細

五穀豊穣を祈る日本古来の伝統芸能の三番叟を、糸操りの趣向で演じる楽しい舞踊。三番叟には老体の翁と若い千歳と、そして躍動的な踊りを見せる三番叟の三人が登場するのが決まり事。この作品でも前半は獅童の翁と、鶴松の千歳のおごそかに舞う。
後半は後見が人形箱のなかから三番叟の人形を取り出すと、三番叟が軽快に踊りだす。途中糸が絡まってくるくると回って倒れてしまうあたりは、技量のいる見せ場だ。名手勘太郎(現・勘九郎)の三番叟に、松也の後見が息を合わせて場を盛り上げる。

(2009年/平成21年12月・歌舞伎座)

おすすめ作品

キャンペーン・PR Campaign & PR

SNS

衛星劇場
LINE公式アカウント