妻たちの鹿鳴館

作品詳細

山田風太郎の長編小説「エドの舞踏会」を宮川一郎が脚色、演出・鴨下信一、プロデューサー・石井ふく子の強力な布陣で制作された1988年制作のドラマ。大原麗子や竹脇無我をはじめとする主役級の女優・俳優が勢ぞろいした超豪華キャストや、華やかな明治の鹿鳴館時代をスタジオに再現した数々の大型セットなど見どころが満載。遊女から総理大臣夫人にまでなったひとりの女性を軸に、その多くが芸者などの出だった明治の元勲の妻たちを通して、近代日本の夜明けを彩った人々の生き様を描いた超大作ドラマ。

【あらすじ】
明治11年秋。お登喜(大原麗子)は遊女として品川の廓に身を置いていた。ある日の夜、客を送り出したお登喜のもとへ突然、海軍少尉・山本権兵衛(竹脇無我)がやってくる。山本はお登喜の最初の客だった。彼は、お登喜を見るなりその手をつかんで駆け出し、追手を蹴散らしながら、彼女を強引に廓から連れ出す。お登喜を家に連れて帰った山本は、困惑する彼女をよそに、姉の志乃(山岡久乃)へ向かって彼女との結婚を宣言する。互いに誓書を交わした二人は夫婦となった。それから八年後。伊藤博文(若山富三郎)は、この年の十一月に天皇誕生日祝賀の大舞踏会を計画し、山本にその責任者を命じる。遊女の出であることに気兼ねして、これまで人前に出ることを控えていたお登喜は、政府要人たちの夫人を舞踏会に誘い出す役割を担うことに…。

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