舞台「フェードル」

作品詳細

主演・大竹しのぶ、演出・栗山民也で2017年に上演され、喝采と大絶賛をもって熱い支持を獲得した舞台「フェードル」の2021年再演版。
「フェードル」はフランスのジャン・ラシーヌがギリシャ悲劇「ヒッポリュトス」から題材を得て創りあげ、1677年1月1日、ブルゴーニュ座で初演。17世紀フランス古典文学の最後を飾る金字塔的な作品で、サラ・ベルナール、ヘレン・ミレンと各国を代表する名女優たちが演じてきた。2013年「ピアフ」でその年の演劇賞を総なめにする快挙を遂げた栗山民也、大竹しのぶのタッグが2017年に「大竹しのぶの新たな代表作を作る」と意欲を持って臨み、「フェードル」の公演が実現。演劇評論でもフェードル演じる大竹しのぶの圧巻の演技が評価され、第52回紀伊國屋演劇賞で個人賞を受賞するなど大絶賛された。2021年再演版では、イッポリット役を林遣都、アリシー役を瀬戸さおりが演じ、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子ら実力派キャストが勢揃いした。

【ストーリー】
舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。行方不明となったアテネ王テゼを探すため息子イッポリットは国を出ようとしていた。一方、テゼの妻フェードルは病に陥っていた。心配した乳母のエノーヌが原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝くイッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。しかし、イッポリットの心にあるのはテゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー。イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。
そんな中、テゼが突然帰還して…。

(2021年1月10日~1月26日 Bunkamuraシアターコクーン)

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