男はつらいよ 寅次郎頑張れ!

作品詳細

寅さんが“恋の指南”を買って出るパターンは、第14作『寅次郎子守唄』以来だが、本作を機に、寅さんの「恋のコーチ役」は定着していく。寅さんが、良介の美しき姉・藤子にぞっこん惚れてしまう後半、藤子と二人きりになってしまう状況を“寅さんのアリア”で語るシーンは、シリーズの白眉。平戸の船長を演じたベテラン・コメディアン、石井均の「惚れとるばい」の名台詞とともに、華やかな笑いに包まれた一編。シリーズ第20作。

とらやの2階に下宿する青年・良介が、片想いに悩んでいることを知り、寅さんが恋のコーチ役を買って出る。だが、アドバイスもむなしく良介はあえなく失恋、傷心のまま、生まれ故郷の長崎県平戸島に帰っていく。心配になった寅さんは、良介の後を追うが、平戸島で良介の姉に出会い、今度は寅さんの恋の炎がメラメラと燃え上がってしまう。

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