天保遊侠録

作品詳細

勝麟太郎(のちの勝海舟)の少年時代のエピソードとして書かれた一幕で幕末の世相が活き活きと描かれる。真山青果作。橋之助(現・芝翫)の勝小吉、勘太郎(現・勘九郎)の庄之助、宗生(現・福之助)の麟太郎、扇雀の八重次で。

若い頃から放蕩三昧で無役の勝小吉は、向島の料理茶屋に大久保上野介を招き、役を斡旋してもらう為の御振舞いの宴を催す。それというのも秀才の息子・麟太郎を立派に育て上げる為に思い立ってのこと。上野介お気に入りの芸者・八重次を呼び、宴が始まるが、上野介らのあまりに横暴な振る舞いに小吉は堪り兼ね、ついに宴はご破算となってしまう…。

(2009年/平成21年8月・歌舞伎座)

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