訃報:歌舞伎俳優の六代目澤村田之助さんが逝去されました。

2022/06/28

歌舞伎俳優の六代目澤村田之助<さわむら たのすけ、本名:山中 宗雄=やまなか むねお>さんが、6月23日(木)午後9時46分、都内病院でご逝去されました。89歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
 

 五代目澤村田之助の長男。昭和16(1941)年3月歌舞伎座『伽羅先代萩』の鶴千代ほかで四代目澤村由次郎を名のり初舞台。昭和39(1964)年4月歌舞伎座『神霊矢口渡』お舟、『仮名手本忠臣蔵』「九段目」小浪、『頼朝の死』小周防で六代目澤村田之助を襲名。七代目尾上梅幸や六代目中村歌右衛門の薫陶を受けた女方として品格と風格のある芸をみせる。後年は、永年積み重ねた実力と芸域の広さで、二枚目立役、老け役まで幅広く演じていた。

 女方では、『源平布引滝』「実盛物語」小万、『神明恵和合取組』「め組の喧嘩」辰五郎女房お仲、『人情噺文七元結』お兼、『廓文章』「吉田屋」女房おきさなど。二枚目立役では『矢の根』曽我十郎、『梅雨小袖昔八丈』「髪結新三」白子屋手代忠七など。老け役では『伽羅先代萩』栄御前、『双蝶々曲輪日記』「引窓」お幸、『摂州合邦辻』女房おとく、『雪暮夜入谷畦道』按摩丈賀などを演じる。

 昭和39(1964)年8月ハワイ公演に参加以降、海外公演にも多数参加。

 昭和59(1984)年から国立劇場歌舞伎俳優研修(第8期から)の講師をつとめていた。

 最後の舞台は平成26(2014)年5月歌舞伎座『矢の根』曽我十郎。


 平成8(1996)年度芸術選奨文部大臣賞。平成9(1997)年紫綬褒章。平成13(2001)年日本芸術院賞。平成14(2002)年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に各個認定された。好角家としても知られ平成15(2003)年から平成25(2013)年まで日本相撲協会横綱審議委員会委員に就任。平成25(2013)年旭日小綬章受章。

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