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Special Interview 中村ゆり この作品と栗山さんとの出会いは自分を見つめ直すきっかけになりました

中村ゆり

庫番として変化のない日々を送る2人の若者と、彼らの生活に介入してくる1組の父と娘――。93年に韓国で上演された『鱈々』は、当時の格差社会の陰の部分を描いた舞台として話題を呼んだ。昨年、その作品が日本人キャストで上演。娘のミスダーリン役として出演した中村ゆりは、「国を問わず、現代にも通じる社会的な作品」と、その魅力を語る。
 ウィーンの街を治め、修道士に変装しながら人々の本音を探る公爵、ヴィンセンショーを演じたのは中村ゆり。蜷川氏とも縁の深い俳優のひとりだ。


「彼らが倉庫で扱う箱には数字が書かれているだけで、誰も中身を知らない。今の時代もあらゆるものが記号化され、気づかないだけで、自分も危険なものと隣り合わせで生活しているかもしれない。そうした恐怖感は現代の方がより強く感じられるかもしれませんね」


また、この作品のもう一つのテーマとなっているのが若者ならではの葛藤だ。希望のない今の環境からの脱却を夢見る者や、現状に折り合いをつける者など、彼らの目を通して本当の幸せとは何か?≠観る者につきつける。


「栗山民也さんの演出は社会的弱者の登場人物に対して優しさと誠実さを持ちながら、彼らの姿をまっすぐに描いているんです。私自身、いろんな舞台や映像作品に出させて頂いていつも思うのは、役者って日の当たらない人たちに光を当てられる仕事なんだということ。今回初めて栗山さんの演出を受けたことで、改めて役者であることの根本を考えるきっかけになりました」


そして何より今回の舞台で中村が驚かされたのは、栗山の読解力だそうだ。


「主人公のジャーンに秘められたキリスト的な要素など、解釈の鋭さに原作者の李康白さんも感心していらっしゃいました。そうした物語に込められた様々な要素を役者の動きや照明の演出で繊細に表現されているので、ぜひじっくりとご覧いただければと思います」



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