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シムクン♪韓流

復讐のためククス作りに打ち込む主人公の成長を描く『マスター・ククスの神』(原題)

『マスター・ククスの神(原題)』 「ククス」は韓国の麺料理です。そうめんに似た麺やうどんのような麺、そば粉を使ったものに、魚介系、お肉系など具材も食べ方も豊富ですが、本作ではそんなククスの名店を舞台に、ククスの名人を目指す主人公と、主人公を取り巻く人々の葛藤や成長が描かれます。とはいえこれはグルメものではなく、両親の命を奪われた主人公の壮絶な復讐劇。タイトルのイメージを裏切る骨太ストーリーです。


主人公のスンソクは、記憶喪失の父と母との3人で暮らしていましたが、ある夜、何者かによって家に火がつけられ、両親を亡くします。スンソクの家に火をつけたのは、キム・ギルト。実はこのギルト、かつて殺人を犯し逃亡中に、スンソクの父ハ・ジョンテと出会っていました。当時ジョンテはククス作りに熱中する青年でした。ギルトはジョンテを崖から落としククス作りのレシピを盗むと、自らを「ハ・ジョンテ」と名乗って有名ククス店の後継者になります。そんななか、死んだと思っていたジョンテが記憶を失ったまま生きていることを知り、ジョンテの家に火をつけたのでした。


火の中から何とか逃げ出したソンスクは、ギルトの顔を見ていました。ギルトへの復讐を誓ったソンスクは、自分の名前を捨て、ム・ミョン(無名という意味です)として養護施設で暮らすことに。一方で、自分の店「宮楽園」でククスの名人ハ・ジョンテとして名を轟かせるようになったギルトもまた、自分の悪事を知っているソンスクを捜し出そうと、各地の施設を回っていたのでした。父親譲りの料理センスと絶対味覚を持つミョン(ソンスク)は、やがて「宮楽園」の料理人となり、ギルトへの復讐の機会を狙います。


チョン・ジョンミョンが、復讐の炎を燃やす主人公ム・ミョンを淡々と、しかし熱く演じています。チョ・ジェヒョンが演じたギルトは、成功のために他人の人生までもまるごと奪って生きる人物。自分の秘密を知る者は次々と葬ってしまうような極悪人なのですが、世間的にはククスの名人であり人徳者として通っています。この恐ろしいほどの二面性を見せるチョ・ジェヒョンの演技には、強烈なパワーを感じます。


2人を取り囲む人物たちの利害と野心が複雑に絡み合い、さまざまな思惑や駆け引き、裏切りがスピーディーに展開し緊張感が途切れません。ミョンが施設で共に育ったテハ(イ・サンヨプ)やヨギョン(チョン・ユミ)らが抱える事情もそれぞれ絡んでくるので注目です。また、ジョンテの人生を奪うギルトの青年期は、B1A4のバロが熱演しています。