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歌舞伎彩歌

歌舞伎公演の幕間(まくあい)はなぜ長い

月に一度、「ちょっと幕間」と題して、歌舞伎の様々なトピックスをお届けすることになりました。「幕間」とは、文字通り幕が閉まってから次に幕が開くまでの「間(あいだ)」、つまり休憩時間です。この「幕間」を「まくま」と読む方が多くいらっしゃいますが、本当の読み方は「まくあい」。正しく読んでくださる方が一人でも増えるよう、このコラムタイトルを考えました。


その「幕間」、初めて歌舞伎を観に劇場を訪れた方がびっくりすることの一つがその長さ。一幕終わった後に「休憩30分」の表示が現れると、ときに客席がざわつくことも! 歌舞伎を観に行ったら、一番長い幕間はお食事時間と考えてください。劇場の多くで座席での飲食は禁止ですが、歌舞伎公演の場合、休憩時間なら飲食可能。お弁当持参もよし売店で買うのもよし。「幕の内弁当」は歌舞伎見物から出た言葉です。席を離れ、いったん外に出て近くのお店で召し上がる方もいらっしゃいますし、ちょっと奮発して劇場内の食堂利用もおすすめです。


能楽やオペラなども含め、劇場のロビーはかつて社交の場でもありました。小津安二郎の映画「お茶漬けの味」(1952)には、歌舞伎座のロビーでお見合い相手を引き合わせるシーンがあります。


一方、幕間の舞台裏はどうなっているでしょう。


歌舞伎公演は1日2公演から3公演で、トータルすると日に6〜8幕あります。主役級の人だと、ほぼ出ずっぱりのときも。1幕ごとにまったく違う作品の場合もありますので、大道具を取り換えるのはもちろんのこと、役者さんたちはそのたびに衣装を着替え、お化粧を落とし、またお化粧し直し、合間に食事もとって、楽屋を訪ねてくる人にあいさつまでする。30分でも足りないくらいですね。


劇場内には売店が並び、オリジナルグッズや名物お菓子、舞台写真なども売っています。劇場内には有名画家の大きな絵画や、歴代の名優たちの写真なども飾ってあり、幕間のそぞろ歩きも楽しいものです。気がつけば、30分なんてあっという間! 化粧室に行く時間も、忘れずにとっておいてくださいね!


歌舞伎座地下広場